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豆知識

浴室の劣化を防ぐ!プロが教える“5年後に差がつく”使い方のコツ


お風呂は毎日の疲れを癒す大切な場所。でも実は、使い方次第でその寿命が大きく変わってしまうこと、ご存じでしたか?

今回は、意外と知られていない「やってしまいがちな使い方」と、
浴室を長持ちさせるための正しいお手入れ方法を、リフォームのプロ目線でご紹介します。


◆ 入浴中の“うっかり換気”がカビの原因に!?

「湿気対策のために入浴中から換気扇を回している」

実はこれ、逆効果になることがあります。

浴室内の温度が下がると、水蒸気が結露になって天井や壁にベタッと貼りつき、カビの温床に。
カビは見えないところから広がるので、気づいたときには壁材の劣化につながることも。

ポイント

  • 換気扇は「入浴後」にしっかり2時間ほど回す
  • 扉や窓があれば開けて空気の流れをつくる
  • 壁や床は水滴を残さず、タオルやワイパーで軽くふき取る

◆ メラミンスポンジ、浴室では使わないで!

洗剤なしで汚れが落ちる便利アイテム・メラミンスポンジ。
しかし、浴槽や鏡などの素材を削ってしまう恐れがあるため、浴室では注意が必要です。

細かなキズに汚れが入り込みやすくなり、結果的に掃除の手間が増えてしまいます。
コーティングがはがれてしまえば、防カビ・防汚性能も落ちてしまいます。

おすすめの代替掃除アイテム

  • 【壁・床】中性洗剤+やわらかいスポンジ
  • 【鏡】水アカ専用クリーナー
  • 【床の黒ずみ】ナイロンブラシで優しく

「掃除してもすぐ汚れる…」と感じたら、素材自体の劣化も考えられます。
KNAでは、お手入れしやすい浴室リフォームのご提案もしていますよ。


◆ 入浴剤、どれでもOKではありません!

お気に入りの香りや保湿成分など、入浴剤はバスタイムの楽しみのひとつ。
ですが、浴槽の種類によっては使ってはいけない成分が含まれている場合も。

特に気をつけたいのが以下の成分:

  • 酸性・アルカリ性成分
  • 硫黄
  • 粒状の入浴剤(配管に詰まることあり)

素材によっては変色やヒビ割れを起こすことがあり、
追い焚き機能がある場合は配管内部のトラブルの元になります。

選ぶ際のチェックポイント

  • 浴槽の仕様書で「使用可能な入浴剤」を確認
  • 追い焚き可能な商品を選ぶ
  • 天然由来・無機質な成分のものを選ぶと安心

気づかぬうちに進行する浴室の老朽化。
以下のような変化が出てきたら、リフォームや点検を検討するタイミングかもしれません。

  • 排水の流れが悪くなった
  • シャワーの水圧が弱くなった
  • 鏡や床がくすんで取れない汚れが目立つ
  • 浴槽の色がくすんで、触るとざらつく

KNAでは、掃除の手間を減らし、長く快適に使えるリフォームプランをご用意しています。


最後に、KNAが現場でお客様にお伝えしている「浴室長持ち術」をご紹介します。

🟢 入浴後に壁・床を拭く
水滴が残っていると、カビや水垢の原因になります。

🟢 週に一度の掃除を習慣化
日々の軽いお手入れと合わせて、週末にしっかり掃除。

🟢 換気は2時間以上が目安
湿気を徹底的に追い出すことが、カビ対策の第一歩。

🟢 定期的に設備の点検を
古くなった排水口やパッキンの交換も効果的です。


浴室を長持ちさせるには、ちょっとした気づきと日々の使い方の見直しがポイントです。
「換気のタイミング」「掃除道具の選び方」「入浴剤の成分」――この3つを見直すだけで、5年後の浴室の状態に大きな差がつきます。

KNAでは、お掃除しやすく、劣化しにくい素材選びを含めた浴室リフォームのご相談も承っております。
お気軽にお問合せください。


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